ワザワザお金を払って何をしたのかといえば・・
そのバイクが本来持っているポテンシャルを引き出すこと、パーツの寿命を長くいい状態に保つこと。
主にシャシ面でのことだが過大なトルクでしっかりと締め付けられているネジを本来の居心地の良い
締結状態にするということだと思う。
例えばフォークのアウターチューブが取り付けられているクランプボルトは例えば2kgというトルクで
締め付けるとフォークにはおおよそ2トンのチカラが加わるそうだ。隙間が空いているためアウター
チューブは楕円に歪む。すると中に入っているカートリッジが鑑賞しやすくなり動作が悪くなる。
またこの隙間もオーバートルクによって伸びてしまう。またネジにも過大なストレスが掛かる。
ここで問題。
Q : ネジはトルクをかけると緩みにくくなるがそれはなぜか・・?
A : 摩擦?と考えた方もいらっしゃるjかもしれません。間違いではありませんが正解ではない。
正解はスプリングバック。螺旋状に切られた中にチカラが加わり伸びる。
金属の伸びと戻ろうとするチカラ。
これらが働いて緩みにくくなる。単純な構造と仕組みゆえ奥が深いなと感じる。。
さて、効果の程はあったのか無かったのか・・?
本来なら納車時に施される作業ゆえ効果はわからないのが普通。その代わりこの状態が
スタンダードとなりカラダに動きとして焼き付けておく事ができる。
800km少々走行した記憶から施工後の状態を比較すると・・
ステアリングの動きが驚異的に軽くなった。僅かな動きにも反応するが神経質さは感じ無い。
シートの上で僅かに動いただけでも反応するようすはR1を思い出させる。
サスペンションが本来の動きを取り戻すに至調整が必要になったようだ。
これまではフロントのプリロードを2クリック戻しでかなりいい感じに変身しその他は不満に感じ無かった。
フロントが入らないように感じられリアの追随性を始めフロントとリアの受け渡しが上手くいっていないよう
に感じた。
乗っての疑問やなぜそう感じたのか・・思い過ごしなのか・・
近々答え合わせをしてこようと思っている。
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